消費するセルフポートレート
2016, インスタレーション (素描、立体、映像)/ 鉛筆、コンテ、粘土消しゴム
消しゴムで自刻像を作り、それをモチーフに鉛筆デッサンを行う。
描いている途中、ハイライトや形の修正の目的で消しゴムが必要になった際には、
モチーフとして観察していた自刻像を画材として使用する。
道具・モチーフをひとつの物質が兼任することで、常にその存在は揺らぎ、図像も変化し続ける。
最終的に消しゴムは黒く小さくなっていき、鉛筆での描写が容易になったため絵も消しゴムも残存した。
映像で絵・消しゴムの双方を記録したものをダブルチャンネルで展示し、像は形を変えながら2つのモニターを行き来することになった。
Exhausted self portrait
2016, Installation (drawing ,object, video)/ pencil, clay erasor